レポート
Report

<特別企画>
鼎談
心のふるさと 青二塾

鼎談

参加メンバー

置鮎龍太郎(6期生)/内海安希子(32期生)/香里有佐(32期生)
塾長:関 真吾

置鮎:
今回は2020年青二塾大阪校第38期生、入塾希望者に向けた卒塾生対談という事でお送りしたいと思います。進行を仰せつかりましたのは、大阪校6期の置鮎龍太郎。現在青二プロ4年目、32期生のこのお二人をお迎えしました。

置鮎龍太郎(6期生)

内海:
内海安希子です。
よろしくお願いします。

置鮎:
そして。

香里:
はい、香里有佐です。
よろしくお願いします。

置鮎:
という訳で…一応今回の精鋭です。

2人:
(笑)

内海:
恐縮です。

置鮎:
なので忌憚ないご意見を、塾に関してのご意見や、事務所に入ってからの色んなお話を伺いたいと思います。

2人:
お願いします。

青二塾大阪校を選んだ理由

置鮎:
まず、入塾希望者に向けてのお話という事で…
お二人が青二塾大阪校を選ばれた理由は何でしたか?

香里:
私は出身が大阪なんですが、関西で声優の勉強が出来る養成所はないかなとネットで検索していたら、一番上にドドンと青二塾大阪校のホームページが出てきまして。
ホームページを見て、凄く歴史のある養成所だなって思って。錚々たる先輩方が卒塾されて活躍されていたので、是非これは説明会に一度行ってみたいなと思って。

香里有佐(32期生)
香里有佐(32期生)

置鮎:
なるほど。

香里:
それがきっかけでした。

置鮎:
いくつか学校はあったわけですよね?

香里:
そうですね。青二塾大阪校を最初に見た瞬間に、「ああ、もうここ受けたいな」って。

置鮎:
へぇ~、ファーストインプレッション的な感じで…。

香里:
はい。

置鮎:
昔から声優に興味があって?

香里:
小さい時にNHK児童劇団という所で少しお芝居と歌とダンスをしておりまして。

置鮎:
はい…

香里:
趣味で歌とダンスを続けていました。お芝居のブランクはあったんですが、私は何になりたいかなと考えた時に、声だけで全てを表現するお芝居が凄く難しくて、奥が深くて…ちょっと勉強してみたいなっていう憧れを沸々と感じて、検索して行ってみました。

内海安希子(32期生)
内海安希子(32期生)

置鮎:
なるほど。ありがとうございます。
じゃぁ、内海さんは?

内海:
私は宝塚歌劇団にいましたので、関西に住んでいて、退団した後、普通に社会勉強も含め働いていたんですけど…

置鮎:
あっ、そうなんですね、へぇ~。

内海:
なので、その思い立った時にすぐに会社を辞めて、バッと東京に行って…という事はその時はまだ考えられなくて。

置鮎:
確かにね~、上京するだけで結構ハードル高いもんね、地方にいるとね。

内海:
まだ声優業界について何も分からないですし、なんか自信が無かった所もあったので、ちゃんと一から勉強してみたいという気持ちがあって。

置鮎:
下地は勿論しっかりあったんだけど…まぁ、ジャンルも違うしっていう事で?

内海:
そうですね。それで仕事しながら土日で通える大阪校を見つけて、まず説明会に行く事になりました。

置鮎:
なるほど。じゃ、お二人は一応、学生が中心の1組と、

香里:
はい。

置鮎:
社会人が中心の2組という事だったんですね。

内海:
はい。

置鮎:
当時は一人暮らしですか?それともご家族と?

香里:
家族と住んでました。

置鮎:
反対とかなかったですか?

香里:
反対は特にありませんでした。
ただ条件が一つありまして。入塾して自分の好きな事を勉強するのは素敵な事だけど、それと同時に大学生だったので、学業も両立して…

置鮎:
そうか…そうですね。

香里:
両方ともしっかりと進められるならば、好きな事を頑張りなさいと言ってもらいました。

置鮎:
親御さんの判断は一番正しいですね。

香里:
はい。

置鮎:
確かに…。内海さんは?

内海:
私は実家が仙台なので。

置鮎:
あっ、どっちかって言うとこっちですね。

内海:
そうですね。で、また二つ目の夢なので、まぁ、年齢的にもいい大人になっていたので、自分の判断で…(笑)

置鮎:
おお?何も相談はせずに?

内海:
相談せず…(笑)

置鮎:
あら、そうなんですね(笑)
でもあるよね。うんうんうん。

内海:
でも何となく…両親は感づいていたようなんですけど…

置鮎:
へぇ~。それは声の方面にって事?

内海:
いや、何かやってるなみたいな。

置鮎:
あっ、やってるな(笑)

内海:
なにか習い事ぐらい始めたかなぐらいの…

置鮎:
後から知ったみたいな…

内海:
そうですね…2年目の冬ぐらいに…

置鮎:
遅っ!(笑)

一同:
(笑)

置鮎:
その間、帰省したりはしなかったの?

内海:
帰省してましたけど。心配しないで、まぁ信用してるから大丈夫って言われてたので。

置鮎:
まぁ実績もありますからね。

内海:
前歴に傷が付くような事はしないからっていうような。

置鮎:
なるほどね~。

内海:
で言ったら、「良かった~まともで」って(笑)

一同:
(笑)

置鮎:
「まとも」な認識をされてたんですね声優業は(笑)

内海:
そうですね、確かに。

置鮎:
へぇ~そうですか。

入塾オーディションはどんな感じ?

置鮎:
なんかオーディションの時とか、その辺の記憶とかってあります?
…まだそんな昔じゃないよね?

2人:
あっ、5年前。

香里:
…5年前の。

置鮎:
俺、もう30年以上前だよ??(笑)

2人:
(笑)

内海:
覚えてます(笑)

香里:
覚えてます(笑)

置鮎:
何か印象に残った事あります?

香里:
あぁでも最初はやっぱり、大きな会場で受験生の皆さんと筆記試験と実技試験と二つ受けさせて頂いたんですけど。

置鮎:
実技はどんな事をやりました?

香里:
実技試験は…何やった?

内海:
『蜘蛛の糸』…

香里:
あっ、そうだ、『蜘蛛の糸』やりました!

置鮎:
その日に現場で渡されて?事前に?

内海:
当日の朝に。

香里:
あと台詞もあった気がします…

置鮎:
気がします~?

香里:
気がします(笑)

置鮎:
いや俺もそんな細かく覚えてないんだよね(笑)

香里:
ありましたっ!
(不安気に先生へ)ありますよね?

先生:
ありましたよ。

一同:
(笑)

置鮎:
どんな方がいらっしゃったか、どんなこと聞かれたとか覚えてます?

香里:
私の時は山口奈々先生がいらっしゃいました。

置鮎:
ふむふむ、奈々さんが。

香里:
すごくお綺麗な佇まいで。ドキドキしながらオーディションを受けました。
印象的だった事は面接の時に、マネージャーさんに「もし今日このオーディションに落ちたらどうしますか?」って聞かれたことです。

置鮎:
それは意地悪ですねぇ(笑)

香里:
そうですね(笑)
ちょっと意地悪かもしれないと思いました(笑)
でも、もうこれ正直にお話しするしかないなっと思って。

置鮎:
なるほどなるほど。

香里:
それで、その時点では「今日このオーディションで落ちたらもう受けません。そのつもりで、今日受かる気持ちで来ました」って。

置鮎:
それもう芸能の道を辞めますっていう意味の答え?

香里:
そうですね、あの…

置鮎:
塾に関してはって事?

香里:
塾に関してはっていう…
こう、自分なりの気概のつもりでした。

置鮎:
なるほど。

香里:
はい。
もう今日は受かるつもりで来たので、他の事は考えず、まっすぐ今日の事を思って来ました!って伝えました。

一同:
(笑)

置鮎:
だよね!(笑) 
えぇぇぇ~!?って思うよね! そんな質問、焦るよね(笑)

香里:
焦りました。

置鮎:
確かに。
内海さんは覚えてますか?

内海:
私は4期生の小山裕香さんが見て下さって。

置鮎:
おお、裕香さんが!

内海:
ほんとにもう同じく「綺麗な方がいらっしゃるな」って。

置鮎:
(笑)

内海:
ぱっと目に付く方で「宝塚出身なんだ!じゃぁ今の『蜘蛛の糸』、宝塚風に読んでみて!」って言われました。

置鮎:
なるほどね。

内海:
で私、「えぇぇ~!」って思って。そういうつもりではないので、多分今のが宝塚風だったんじゃないかと思ってしまったので。

置鮎:
あぁその時はね。

内海:
とりあえず女王様風に朗々と読んでみました。

置鮎:
シチュエーション

内海:
でもどうだったか分からないですけど。
先日小山さんにお会いして、そのお話をしましたらごめん、覚えてない!って言われて。

置鮎:
っだろうね!

一同:
(笑)

内海:
そうですよね!

置鮎:
俺もそんな前の事覚えてないもん(笑)

入塾してみて

置鮎:
塾に入ってからはどうでした?授業の内容とか、先輩達とか、同期とか、漏れ聞こえてくる東京に行った人たちの噂とか聞いたりしました?

香里:
まず大阪校は下級生と上級生で2年間過ごさせて頂くので、1年先輩の皆さんと行事を通して仲良く交流させて頂いていたので、その後、東京に行かれた1年上の先輩が、卒塾してからもお食事にご一緒にして下さったり、事務所で頑張ってるよっていうお話を聞かせて頂いて、私もあと1年頑張ろうと思っていました。

置鮎:
刺激になったんですね、多少なりとも。

香里:
そうですね。先輩のお話を聞けるっていうのは 、大阪校ならではの貴重な仕組みだなと思います。

置鮎:
なるほど。
いや、僕らの期も散々「(小山)裕香はな!裕香はな!」ってもう何百回聞かされたか(笑)
そんな裕香さんは、僕たち6期生入塾式の司会をして下さいましたよ。

置鮎:
さて、では印象に残ってる授業とかありますか?

内海:
授業…。

置鮎:
あれ?(笑)
何が好きでした?

内海:
私、あの…。

置鮎:
元々宝塚行ってらして。
演技的な基礎はあると思うんですけど、なんか改めて塾に入って気付いたこととかなんかあります?

内海:
なんか苦手だった事ばっかり思い出して…(笑)

置鮎:
というのは?

内海:
私、その、要するに演劇部とかにいた事が無いので。

置鮎:
僕も無いですよ。

内海:
実はシェイクスピアとかをやった事が無かったんですよ。

置鮎:
あぁ、なるほど!。

内海:
もうミュージカルに出来上がった『ロミオとジュリエット』をやるとかはあったんですけど。

置鮎:
そうか、そうか、うんうん。

内海:
戯曲としてのシェイクスピアをやったりとか、そういう本格的なお芝居をやったことがなくて…。まぁ一部抜粋みたいな事はあったんですけど。

置鮎:
はい、はい。

内海:
なので端田先生の授業で立って『真夏の夜の夢』をやるんですけど、それは、ちょっと学生っぽい気分、何て言うか演劇学生みたいな気持ちになりましたね。

置鮎:
なるほどねぇ

内海:
なんか粗削りなものの見付け合いみたいな。

置鮎:
まぁ、周りもね、初めて演技に対して接する人が多かったと思うので、そういうのもあったんですかね。
2組ってそういう人多かったでしょ?

内海:
多い。多いです。

置鮎:
1組も同様ですか?

香里:
はい、1組も経験者の人が少なくて、学校の部活で演劇に携わってた子はいたんですけど、やはり本格的に勉強していた子は殆どいなくて、それぞれ真っ新な状態でゼロから勉強する子達の集まりでした。

置鮎:
確かにね。僕らの時も同じように、ほぼ演技経験無いって言う子の方が大半を占めてて。

内海:
塾長先生の授業とかは、自分というものをちゃんと見つめて自分を出すっていう授業が多いので、役者への一番最初の…自覚みたいな…。

置鮎:
自覚ね(笑)

内海:
表に立つ者としてのというか…

置鮎:
いつも人に見られてると思えでしょ。

一同:
(笑)

置鮎:
すごい言われましたし、それはすごく根底にあるような気はします、僕も。

想い出に残ってる行事は

置鮎:
行事については何か印象に残ってる事ありますか?

香里:
はい。授業も沢山あるんですけど、行事は物凄く濃い思い出として覚えていますね。

置鮎:
例えば?

香里:
例えば、大阪校には年に一回合宿がありまして。そこで係もそれぞれ担当させて頂きました。係としての合宿の思い出なんですが、まずバスで合宿先へ移動するんですよ。

置鮎:
みんなでね。

香里:
はい。そこに青二プロの古市社長だったり、マネージャーさん、錚々たる皆さんが来て下さりました。その移動中のバスの中で、折角なのでみんなで楽しもうという事で、色んなレクリエーションをするんですけど…

置鮎:
バスの中で?

香里:
バスの中で、です。

置鮎:
へぇ~。俺、何やってたかな?

香里:
何されてましたか?

置鮎:
昔、青二プロが上演した『火の鳥』の舞台の朗読劇をなんかバスの中で見たりとか。

2人:
へぇ~!

置鮎:
塾の色んな授業があって、東京に来る為のオーディションなんか、苦労した事とか楽しかった事とか…。
特にここ苦労、悩んだなっていうのとかありますか?

香里:
悩んだ…なぁ?

置鮎:
卒塾ビデオ制作以外に何かあるの?
大阪は主にビデオ撮影だけ?

内海:
あっ、そうですね。

香里:
はい、卒塾ビデオ制作と2月にある卒塾オーディションの2回をマネージャーさん方に見て頂いて。

置鮎:
あ、そっか、面接形式のね。

香里:
はい、そうです。

置鮎:
映像制作は2人は何をやったんですか?

香里:
私は、自由演技で、旅番組の…

置鮎:
レポーターみたいな?

香里:
あっ、レポーターではなく、旅番組を紹介するCMをやりました。

置鮎:
CMをね。あそっか、時間が決まってるからか。

香里:
そうなんです、1分間って決まってて…

内海:
そうだった、(内容を)詰め込むんだよね~。

香里:
そう~。

内海:
で、ごちゃごちゃして…ちょっとこう…削られるんだよね。

香里:
そうそう。
内海の卒塾ビデオ制作の内容が凄かったんですよ!

内海:
私は詰め込み過ぎた方なんですけど。

置鮎:
何をやったんですか?

内海:
私は踊りも出来るし歌も一応やってたので、そういうのを全部入れられるような演目にしたんですけど…。

置鮎:
へぇ~。

内海:
いやぁ~、今思うと詰め込み過ぎだなって思うんですけど…。

置鮎:
どういう事をやったんですか?

内海:
シンデレラっぽいストーリーで…。

置鮎:
ドレス着て?

内海:
下にドレス着て。

置鮎:
下にドレス?

内海:
上に汚い布みたいなのを巻いててですね、で、灰かぶり姫みたいなのを着て、そこでクレジットカードの…魔法じゃなくって、カードで夢を叶えるみたいな…。

置鮎:
なるほど。

内海:
現実的な話なんですけど。

置鮎:
へぇ~、ちゃんと設定も考えて、CMっぽいですね。すごいね。

香里:
どんなのをされたんですか?

置鮎:
僕は…歌のお兄さんみたいなやつ。歌を歌いました(笑)

2人:
おお~。

授業中には

置鮎:
塾生同士で競争とかありました?
意識的なのもあるかもしれないけど。

香里:
わぁ~、競争…?

置鮎:
「負けねぇ~」みたいな感じの…絶対あるでしょ?

香里:
そうですね、やはり授業って限られた時間しかないので。

置鮎:
人数多いしね。

香里:
そうなんです。
その中で折角なら自分が準備してきたものを先生方に見て頂けたらなと思って、誰か発表したい人はいますか?って時は、ちょっと積極的に手を挙げてみたり。

置鮎:
挙手した方がいいもんね。

香里:
そうですね。折角なら見て頂きたい

内海:
確かに…

置鮎:
確かに?
そうじゃなかったんだ?(笑)

内海:
はい…今思うと…。

置鮎:
よくここにいられたね(笑)
でも結果いるからね、もうここにね。

内海:
何を恐れていたのか。

置鮎:
いや分かります、僕もね~結構、消極的な方でした、どっちかっていうと。そうだそうだ、よく呼んでもらえたなって思ったもん、こっちに。
小野坂さんみたいな先輩がいると、よくホントに採ってくれたなって思っちゃう(笑)

※小野坂昌也 (1期生) 

内海:
いや凄い。

置鮎:
いやあそこまで積極的な人、なかなかいないと思うけど。

内海:
今、現場とかでガヤとかも一目散に~みたいな。
「誰か~」って言われたら一目散に~みたいなのは必要だなって思いますね。

置鮎:
ねっ。

内海:
我、先に。

置鮎:
勿体ないよね。しっかりした台詞が無くても声を発する機会自体が、やっぱり貴重だから、そういう所でだけで呼ばれてるのにそこにも参加しないって「無いだろう!」っていう状況、たまに遭遇しますからね。

内海:
そう、そうです。

置鮎:
もう恥ずかしいとかじゃなくて、勿体ないから、誰の為って言うか自分の為だからね。

内海:
そうですね。

置鮎:
そうなんです。生きる為にね。頑張ってもらわないと困りますよ。

仕事を始めて役に立った事

置鮎:
さあ卒塾式を終えて実際にこっちにも来ましたが、塾でこれは聞いておいて良かったな、学んでいて良かったなってなんかありますか?

香里:
やはり基本的な所なんですが、ご挨拶をちゃんと目を見て、ちゃんと相手に伝わるようにする事だったり。
青二塾で、あっそうだったんって思ったのが、靴箱に靴を入れる時につま先を手前にするとか…

置鮎:
つま先を手前にする???

内海:
踵を奥にして。

香里:
踵を奥にしてこう…

置鮎:
ああ、靴箱にしまう時に?

香里:
靴箱にしまう時です。私ずっともう脱いだままピュッて入れてたんですけど。

置鮎:
ふむ。

香里:
そういう人として社会人として基本的な所を、凄く丁寧にゼロから教えて頂きました。

置鮎:
俺、教わってない!

2人:
えー(笑)

置鮎:
…教わったのかな?
そうか、そうか。ふんふん。

香里:
そうですね、この業界じゃなくてもそうだなとは思うんですが、塾生の時にあんなに丁寧に教えて頂いて良かったなって、逐一思います。

置鮎:
ちゃんとしてる事もね大事だしね。
あの礼儀として、作法として、なんかしっかりした人間性見えるしね、それだけで。

香里:
はい、そうですね。

置鮎:
大事ではあるよね、確かに。

香里:
新人の時、特に1年目、2年目でお仕事をさせて頂いた時は、その現場のディレクターさんに「まだ新人でこれからな部分もあるけど、この間ご一緒した時に一生懸命頑張っていた姿勢を見ていたので、またお声掛けしました」みたいに言って頂いて。

置鮎:
嬉しいね。

香里:
凄く嬉しかったです。
やっぱり塾で教えて頂いた人間性とか、礼儀や挨拶もちゃんと現場で活きてくるんだなと。
やはり人と人とがお仕事を作ってるんだと思います。

置鮎:
いやホントそうですよね。確かに。どんなにお芝居上手くても人としてと思ったらね、なかなかご一緒したいと言う気持ちになり辛いじゃないですか。で、逆にお芝居はもう一つなんだけど、もうちょっと伸びそうだなとか、もうちょっとこの人を分かった上で仕事したいなぁってね、思ってもらえたら、今聞いたみたいなことにもなりますからね。

香里:
はい。

置鮎:
ね!ホント周りを見てても、確かに大事だなって思う。

内海:
そうですね。大阪校って礼に始まりみたいな…、確かに。

香里:
うん。

置鮎:
ちょっとスパルタな印象がやっぱりあります?
塾に関して、イメージですけど。

香里:
スパルタ…

置鮎:
厳しいというか、厳しくしてもらった事が自分にとってとっても良かったというお話を今してもらいましたけど、なんかそういうのって…僕ももちろんあるんだけど、そこもあった上でなんか超えて行かないととか自分のハードルみたいなのがあるじゃないですか、だからそういうのを特に…今4年目でしたっけ?

内海:
はい。

置鮎:
4年目でもずーっと感じるような。

内海:
まさしく。
私達結構仲良くて、よくご飯しながら。

置鮎:
意見交換したりとか?

内海:
そうなんですよ。で、仕事の場所が結構違うので…

置鮎:
どんなジャンルのお仕事が多いんですか?

内海:
私はもう、洋画の吹き替え。

置鮎:
あぁ外画が多い。へぇ~。
そうそう、マネージャーさんから「内海さんは外画が多くて伸びますよ」って話を。

内海:
…泣きそうです。

置鮎:
「今ガンッと来そうな人がいるんですよ」って。
そして、香里さんは?

香里:
私はアニメーションとかゲームで声を当てさせて頂く事が多いです。

置鮎:
ふむふむ。そして現場が違うから…

内海:
…違うので、色々こう話もするんですけど

香里:
だから、ちょっとした悩みとかを一緒にご飯食べながら話しています。

置鮎:
人生の先輩だからね(笑)

香里:
人生の先輩なので、色々ね

置鮎:
いやあるよね~。その若い頃の一つ二つ三つ四つぐらいの年齢差はかなり大きいんですよ。

内海:
百通りの前向きな話をしてあげられる。

香里:
あぁ、もう凄く心強いです。

置鮎:
頼もしい同期だね。

香里:
はい。
ちょっとシュンって落ち込んでたりしてると「家おいでよ」って言って、美味しい手料理を机一杯に作ってくれて。

置鮎:
彼氏役じゃん(笑)

香里:
めちゃめちゃお世話になっています。

置鮎:
羨ましい~(笑)

内海:
楽しいよね~。

香里:
楽しい~。

置鮎:
お姉さん的な、妹みたいな感じですか?

内海:
いや、もう同期です。

置鮎:
同期なの。
なるほどね。

内海:
妹がいた事が無いです。

置鮎:
いいね~。強いですね。

香里:
はい。

内海:
同期で良かったな。

2人:
(笑)

置鮎:
それぞれなんかお仕事の悩みとかを二人で話す事もあると思うんですけども、例えば塾の先輩だった、まぁ、俺みたいなポジションの先輩とかに話したりする事はあるんですか?

内海:
あります。話せる環境も大阪校はあるので。

置鮎:
例えば?

内海:
先輩と食事とか、事務所でお会いした時にお茶に連れてって下さったりとか…。

置鮎:
誰が?誰が?

内海:
あの、陰山真寿美先輩とか。

※陰山真寿美(15期生) 

置鮎:
あぁ、陰ね。

内海:
新 千恵子さんとかもそうですし、疋田由香里さんとか小松里歌さんとか。皆さん…お酒…とか。

※新 千恵子(14期生)・疋田由香里/小松里歌(12期生)

置鮎:
お酒とか…(笑)
主にお酒を嗜む方々が、へぇ~。

内海:
でもホントに真面目に相談に乗って下さる、みなさんホントに優しい方ばかりで。

置鮎:
へぇ~。

内海:
そうなんです。大阪校行って良かったって一番思います。先輩に恵まれて…

置鮎:
なるほど~。俺、行ったかな~?男性の先輩が少なくて、小野坂さんと里内さんと…。吉水さんは本当は先輩なんですけど大学があったので後からいらしたんで…。
(香里に)いらっしゃいます?先輩でそういう…

※里内信夫(3期生)・吉水孝宏(4期生)

香里:
近い先輩だと塾生の時に…

置鮎:
一つ上とか?

香里:
はい、一緒に過ごさせて頂いた先輩とか、まだプロになってない頃から知って下さっているので、可愛がってご飯に連れていって下さいます。

置鮎:
そうなんですね。いいなぁ。

香里:
あとは上京した時に、6月ぐらいに真地先生が…

置鮎:
おお、真地さん。

香里:
はい、真地勇志さんが私達の期の新ジュニアを皆、ご飯に連れて行って下さりました。

置鮎:
新宿で?

香里:
新宿です。

置鮎:
あぁ~そうかそうか、その会やってらっしゃいますよね。

内海:
中さんもいらして下さって。

※中 友子(2期生)

置鮎:
それ、たまたま合流した事があって…

内海:
あっ、本当ですか?

置鮎:
そうなんですよ。
真地さんは大阪校で授業もされてるんですよね?
どれぐらいの頻度で?

香里:
2回。

置鮎:
年に2回?

内海:
お忙しい中、わざわざ来て下さいます。

置鮎:
そういう事をされてるんだと思って、それもビックリしましたね。
なんかね、僕、自分が甘え下手で、甘えるのが下手なので先輩とかに上手く甘える方法というか、頼ったり、先輩にお話し聞いてもらうとか、そういう事を積極的にどんどんしてったほうがいいよね。それこそスタッフさんにでもね、話し聞いてくれますよね。みんな忙しそうに働いてるからなかなか声も掛け辛いんですけど(笑)

プロ意識の芽生え

置鮎:
その…プロとして活動されてきて、心掛けている事みたいな事ありますか?随分プロ意識も芽生えて…当然あると思いますけど。

香里:
私は体調管理を…。先日ちょっと体調崩してしまいまして。その度にやっぱり健康第一だなと。

置鮎:
大事~~~~~

香里:
どうしても声でお芝居をする仕事は体が資本なので、風邪を引いてしまっては、どうしようもないなっていうのを毎度身に染みて感じています。
やっぱり学生をしていた頃の自分とは全然、意識が変わりました。加湿器ちょっと置いて、喉のケアしようとか。あと、今は色々…『マヌカハニー』だったり。

置鮎:
喉ケアに対するアイテム一杯ありますもんね。

香里:
はい、情報をちょっと集めながら。

置鮎:
周りは、そういう情報いっぱい持ってるからね。

香里:
そうなんです。先輩方も色々教えて下さるので。

置鮎:
「これいいよ、あれいいよ」なんてね。

香里:
はい。

置鮎:
蜂蜜を大根に付けるとかね。

香里:
(笑)

置鮎:
あるよね。

香里:
それはもうプロになってお仕事させて頂くようになってから格段に意識が変わった事です。

置鮎:
お仕事忙しくなってくると、またそのケアもね、なかなか難しくなってくるもんね。

香里:
そうなんです。

合格通知が来た時

置鮎:
さて、卒塾間近にオーディションを受けました―
で、結果が…、変わってなければ封書ですか?

香里:
はい。

置鮎:
届きますよね。その時どうでした?

香里:
私は…

置鮎:
ちなみに僕は、僕は大号泣してしまいまして(笑)

香里:
えー!

置鮎:
合格しました!って塾へ電話を掛けました(笑)

内海:
ピュアですね(笑)

一同:
(笑)

置鮎:
どうでした?

内海:
え!?どうだった?

香里:
開けてみて「はぁー!」って飛び跳ねて、違う部屋に両親がいたので「受かったよ!」って報告に行って、喜んでくれました。気持ちとしては嬉しい気持ちが半分と「あぁ、私これから本当に東京に行くんだなぁ」っていう覚悟じゃないですけど、これからに向けて…

置鮎:
色んな事が現実になるもんね。

香里:
そうですね。一気に身が引き締まる気持ちと両方五分五分で感じていました。

置鮎:
「やれる!」って思ってました?

香里:
えー!

置鮎:
何となく、何となくあるじゃないですか。

香里:
はい。

置鮎:
「私行けるわぁ!」とかって。
いや僕も「行ける」って思って受けて、オーディションも受けたんだけど、なんかやっぱり不安だから…だから結果をちゃんと見て「うわー!」って。
とにかく感極まってしまいました。

2人:
はぁー。

香里:
私は半々ぐらいでした。もうどっちの文字もある気がすると思って、合格か不合格かどっち、どっちって最初の一文字をこうやってちょっとずつ出して。

置鮎:
(笑)

香里:
「ん~」って細目になりながら見てました(笑)

内海:
私はもう入塾した当初から行けないっていうのは考えないで、もう2年間過ごしていたので、もちろんよぎる事もありましたけど考えない事にして、行く為の準備を今しているという事で。

置鮎:
なるほど。

内海:
やっぱり、そういう…もう少しリアルな気持ちで授業を受けていました。

置鮎:
週に2回で2日間の授業ですけども、その残りの5日間を充実するとかそういう事?

内海:
仕事もしてたんですけど、元から体作りとかっていうのは日常的に前職からの流れでやってたんですけども…、覚える事があるのは全部覚えておこうとか、そういう誰でもやれば出来る事は全部やっておくっていうか。

置鮎:
最終的に。

内海:
完璧にしておきたいっていうのはあって、それを月~金でやって土日は発見をして。

置鮎:
授業の中で発見をして。

内海:
それを月~金でまた中に入れて一つ上の事をやってくみたいな。

置鮎:
具体的にその月~金でどんな事をされてたんですか?

内海:
いやそれこそ台本を覚えなきゃいけなければ台本をもう何百回と言うか、いっぱい復習をしてとか。歌の授業があれば歌を何回も何回も歌ってとか。
反復が多かったですね。
滑舌も、東北出身なんで元から凄く悪くて、気を付けてはいたんですけど、やっぱりこっちに来て足りてなくて。未だにやっぱりすごくやってます、こっちに来ても。

置鮎:
だよね(笑)

内海:
当時もやってたつもりでもいたんですけど、やっぱり。

置鮎:
まぁプロばっかしだからね、余計目立っちゃうからね。

内海:
はい。
そんな息を吸うように喋れなきゃいけない。

置鮎:
あぁ、確かに。

内海:
それはやってましたね。

置鮎:
なるほど。
香里さんは?

香里:
私は大阪の出身なので。

置鮎:
生まれてずっと?

香里:
はいそうです。途中2、3歳の頃に関東に住んでた事があったんですが、ほぼずっと大阪で過ごして来たので、アクセントがどうしても関西弁で。正しい標準語をお話するっていう所を塾で教えて頂きました。
例えば次の授業でこの課題をやりますって決まった時に、月曜日から金曜日で紙のアクセント辞典を使って「私このアクセント、思ってるので合ってるかな?」って1個ずつ検索して、書いて口に慣らして準備しました。

置鮎:
当時って、まだアプリとかないんだっけ?

香里:
あっ、アプリも。

置鮎:
存在はしてた?

香里:
存在はしてました。

内海:
紙、推奨

置鮎:
紙、そっか分かるわね、自分で認識したかどうかがね。

香里:
そうですね。

内海:
ちゃんと自分で手で調べたらちゃんと覚える。電子よりも体を使った方が覚えるっていう。

香里:
「なんかこのページの右端のこの言葉、私絶対調べたな」って思うと、「あっ1回見たのに覚えてなかったんだ、今覚えよう」っていうことが紙の辞書ではあるので、ずっと辞書と友達にって思いながら調べて授業に臨んでました。

置鮎:
大阪校の……僕の中ですよ、僕の中で一番良かったのは、アクセントの授業がしっかりあったこと。だからあの基本的な法則とかを叩き込んでくれたから。
同期の人達は大阪出身の人達が多かったので関西弁で喋るじゃないですか。

2人:
はい。

置鮎:
喋るから、身に付かない子とかいっぱいいて。授業でしっかり標準語に対しての意識を身につけさせてもらえた。アクセント、鼻濁音、無声音、色んな事を言ってもらえたからちゃんと今の仕事が出来ているんだなっていうのはすごく思う。基本的な所はちゃんと自分達が認識しておかないといけないなっていうのをね。

内海:
東京出身とかの方が逆に。

置鮎:
甘い方もいらっしゃる。みんながみんなじゃなくてね。
自分の武器として是非ドンドンドンドン磨いていってほしいとこではありますね。

内海:
未だにいっぱい調べます。

置鮎:
うん。言葉は変わっていっちゃうからね。

内海:
古い方をまず言ってみるとか。

置鮎:
あえてその作品の傾向によって変えてみるとかあるじゃないですか。

内海:
時代とか。

置鮎:
うん、若者向けとか。
かっちりしてるからちょっと古めかしい言い方は良いかもしれないとかね。それも提案出来るし、自分で。

内海:
『カレシ』みたいなやつですよね。

置鮎:
分かり易く言えばそうだよね。そう言うのもあるので、うんそうだな大阪校ではそれが一番良かったかな俺は。ホントに。

内海:
(他所では)アクセントやってないって聞いたので。

置鮎:
そう、「やってない所あるんだ」って衝撃だったもん。「鼻濁音、分かんないの?」「無声化とか分かんない?」って「分かんないすね」って。

内海:
辞典の読み方が分からないとか…。

置鮎:
アクセントの置き方とかね。

内海:
はい。

置鮎:
そうなんですよ。なので基本をしっかり叩き込んでもらえたのはすごく有難いですよね。

香里:
はい。

置鮎:
そこをもう絶対に死守してほしい。後輩には特に。

現役塾生の皆さんへ

置鮎:
ではまずは現役の皆さんに向けて。叱咤激励など。

香里:
現役塾生の皆様、香里有佐です。
今になってひしひしと感じるのは、1回1回の授業の重みや有難さです。現場に入って「あぁ!あの時、阪先生の授業でおっしゃって頂いた事だな」っていう風に実感して気付く瞬間が沢山あるので、本当に大阪校の授業には色んなものが詰まっていたなと、東京に来てお仕事させて頂いてからより感じる様になりました。
みなさんそれぞれの授業に向けてきっと一生懸命頑張っておられると思うんですが、より噛み締めながら楽しみながら一生懸命頑張って頂けたらいいんじゃないかなと、個人的には思います。
あとはお金を貯めて下さい

置鮎:
ビックリした。お金を下さいかと思った(笑)

香里:
(笑)

置鮎:
上京に向けてね。

香里:
はい。もちろん引っ越しの段階でもそうなんですが、上京してから長くお仕事を続けていく為にも、お金はあって困る事はないと思うので。

置鮎:
いやもうホント物価高いからね。

香里:
そうですね。上京してからすごく感じます。

置鮎:
貯めましょう。

香里:
はい、皆さん貯めて下さい。応援してます。

置鮎:
ありがとうございます。

置鮎:
じゃぁ、内海さん。

内海:
はい。私が思うこと言うとですね。
時間が今あるので、私はこう塾生時代に戻ってやり直したい事はいっぱいありますが。

置鮎:
例えば?

内海:
時間をもっと有効に使いたかったです。お芝居も触れたかったですし、やっぱりこっちに来たら生活の為に働いたりもしなきゃいけないし、仕事もあるしで、なかなか自由に時間が使えなくなります。スケジュールも事務所に全部管理して頂く事になるので。
塾生の皆さんは土日はちゃんと集中して授業が受けられて、月~金は自由に自分の思ったように生活が出来るって事はすごく貴重な時間で、どう過ごすかでホントに変わってくるなって思うんです。私、もうちょっとうまく使えたなって思っていて、それを塾にいる間に無駄に過ごさないで欲しいなって思います。
いっぱい行事があって、それに集中しすぎちゃうって事もあると思うんですが、自分が何をしたいのか何を目指しているのか、こっちに来た時にどうしたいのかっていうのをその時から持って、テレビを観たり、芝居を観たり、アニメ観たりとかそれだけでなんか変わると思いました。
私は時間をもうちょっと有効に使いたかったので現役の方は是非実践してみて下さい。お金も大事です。

置鮎:
現役の人に向けてだと、よその専門学校なんかでたまにお話をする機会があるんですけど、よくお伝えするのは、もちろん声優を目指して向かう方向も大事なんですけども、今あるご自身の生活を一生懸命生きるという事ですね。
社会人だったら会社にお勤めの方はその会社の中でお勤めの場所で人としてどう接するのかとか。学生の人は学生の時にしか体験できないような、学校生活、友達との関係性とかね、学園祭だとか体育祭とか色んな行事がありますよね。そういう所を演じる事が僕達はいっぱいあるので、リアルな実体験として是非、記憶に留めておいてほしいなって思います。
なので役者を目指す上で大事だと思っていてもいいので、リアルな自分のご自身の生活を大事に過ごして欲しいなって思います。それが後々、仕事として役者をやる時に絶対活きてくると思うので、是非その辺を楽しんで、自分も楽しんで周りも幸せに出来るような生活が出来るのがいいのかなっと思います。
そうすると、まぁ、この辺(内海、香里)ともね、なんとなく出会う機会も増えるのかなと思いますので、是非是非頑張って下さい。

入塾希望の皆さんへ

置鮎:
というのが現在目指している方へのメッセージでしたが、次はこれから目指す方へという所で改めて…3人でいきますか。どんな事がいいですかね?まぁお金を貯めるは一つあるとして(笑)
…うん…これから目指す方へ。

内海:
「私行こうか迷って」って人がいると思うんですよ。
迷ってるなら絶対やった方がいいと思う。

置鮎:
確かに。チャレンジね。一つチャレンジ。

内海:
やらない後悔よりやった後悔の方が私は良いと思います。

置鮎:
僕ね結構、親に反対されたんですよね。

内海:
あっ本当ですか?

置鮎:
母親に。
父親は意外と「最後までやれるならいいんじゃない?」ラフな感じだったんですけど、母親の反対が酷くて(汗)
うち、姉が進学しなかったもので、俺は進学するだろうとタカをくくっていたらしく「行かないの!?えー!」みたいな。相当ビックリしてました(笑)
まぁ、親御さんのそんな反対とかもあるかもしれませんけども、ご自身が目指すのであれば、何とか説得してね、一歩踏み出すのも良いのではなかろうかと思います。

内海:
交流がやっぱり少ないと思うんですよ。でもやっぱり一歩外に出て一人で社会にもまれる様に、青二塾大阪校にいるとこう…感覚、昔ながらのですけど常識ということ、礼儀を学べると思います。

置鮎:
なるほど、そう来たか(笑)

内海:
絶対にそれはお勧めです。

置鮎:
まぁ、確かにそうですね。

内海:
大学はその後でもいいと思います(笑)

置鮎:
大学行きながらでもいいよ別に(笑)
香里さんのように学業と両立して行ってらっしゃる人もいらっしゃいますし。

香里:
はい。

内海:
そうでした。

置鮎:
どうですか?

香里:
そうですね、受験生に一言…。
本当に迷ったら是非チャレンジして頂きたいなと思います。それが一番ですね。
私が青二塾大阪校で良かったなと感じるのが、挑戦をさせて頂ける場所が沢山あることです。
例えば、合宿での自己PRだったり、みんなでお芝居を披露する機会もあります。先生方の授業の中では一分間で自分の事について話したり。
あと台本がある芝居。「あなた、どういう風に演じますか?」っていう事だったり、色んな発表の場を頂けるんです。私は、授業の中では別に失敗しても構わないなと感じていて。成功した失敗したっていう事実よりも、私はこんな風に準備をしてきて、それを出したら先生方の意見はこういうものだった。「あっ、そうか。じゃぁ次はこうしてみようかな」っていうトライ&エラー&トライみたいな事をずっと。

置鮎:
それがあった上でね、一つの結果があって、またなんか次に繋がるみたいな…。しっかりあるってことですね。

香里:
はい。先生方もすごく熱を持ってご指導して下さいますし、一生懸命に準備して来た心根とか自分がこういう風にやって行きたいんだっていう、熱い気持ちをちゃんと広い心で受け止めて下さる環境です。もし迷ってる方がいらっしゃれば是非、一歩勇気を持って進んでもらえたら、きっと新しい世界が待ってるんじゃないかなっと思います。

置鮎:
さっきも仰ってましたけども、色んな所で発表するっていう場は社会に出てもきっとあると思いますし、社会への第一歩だと思って踏み込んでくると、より自分に特化したモノが見えて来るんじゃないかっていうね。
今の自分を変えたいなって思ってる方も是非ここに来るっていうのは環境としてとってもいいんじゃないかな。自分以外の人と交わったりその意見を交換したりとか、そういう事がとっても大事だと思うので、ちょっとそういうのが苦手だなって思ってる人ほどいいんじゃないかと思います。是非是非そういう自分の進路の一つの手段として、この道を選んでみてもいいのではないでしょうか。

置鮎:
はい。という訳で入塾希望者に向けた対談をお送りしましたが、如何でしたか?

内海:
あの…最初緊張しましたが置鮎さんのおかげで楽しく…

置鮎:
こうやってお話しするの初めてでしたけどね。

内海:
はい。

置鮎:
有り難うございました。

内海:
26期分も違うんですけど…、変わらないなと思いました。授業も、受けてきたものも。

置鮎:
変わらないでしょう?(笑)
まぁ、先生方はある程度替わっていらっしゃいますけども、根底にはみんなの幸せを願って授業をして下さっているというのは覚えてますし、その言葉を。
お前らの幸せを思ってやってるんだ

一同:
(笑)

置鮎:
いや本当にそうですね。確かに僕たちはそう教わって来ましたし、お陰で今の自分があるんだという気持ちもあるし。まぁ、稼げていますから!
そういう気持ちで、いやもう、そう生きてく上でお金は大事だからホントに。いっぱいお金稼ぎたいですからね、ちゃんと仕事しますよ。
という事でみなさんも仕事しましょうね
という訳で今日、お送りしましたのは…

内海:
はい、内海安希子と。

香里:
香里有佐と。

置鮎:
そして進行は置鮎龍太郎でした。ありがとうございました。

2人:
ありがとうございました!

一覧に戻る

ページの先頭に戻る